東日本大震災から2年が過ぎてその3

前に、津波で流された住宅の基礎周辺の掃除の手伝いに参加したことを記したが、
津波に襲われたこの土地の今後の利用について聞いてみたところ、「3メートル程土盛りして、利用するらしい」と答えてくれた。
何故、粉々になった瓦や、ガラス、その他を掘り起しているかと問うと
「長年住んでいた人が、家と別れるための儀式だよ」言う。
一瞬で津波に流され、大切な暮らしを、大切な家族を亡くし、何も考えられなくなっている。そこへ、土地の計画案が出されて途方にくれている。
全国から集まり、1件の家の掃除に延べ50〜80人が汗する姿を見て、吹っ切れる人もいるらしい。そのための奉仕活動と聞き、深く考えさせられた。
その後、残された基礎の周りにお花が植えられた。
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